思い出した貸本屋時代の万引き第一号【浦沢直樹「YAWARA!」】/追記10/6 2014年09月30日(火) 14:51:56   No.63 (その他)

2015年03月28日 15:27
 貸本屋を開店したのは1991年で、その数年間のうちだと思うが、万引き第一号の事をふと思い出した。別に、浦沢直樹に関連する本を読んでいたわけじゃないのに… 起きがけの朝、ベッドで読んでいたのは先日買った古本・板坂元/監修「英語で話す「日本の謎」Q&A―外国人が聞きたがる100のWHY」で、私の意見(解釈)と違う解説も結構あるので、付箋をつけながら読んでいた。この本のことについては、別途書きますが、何の連想だったのか判りませんけど…
 "夢の屋"万引き第一号は浦沢直樹「YAWARA!」だったのです。当店の人気マンガ(回転が良いから元を取るのが早い本)は新刊本屋で仕入れてから店を開けていた。その日は小学館ビッグ系の発行日だったので、仕入れて本棚に並べたのですが、開店して数時間後に浦沢直樹「YAWARA!」コーナーを視たら、今日買ったばかりの新刊が無い!?…やられたー!!
 この万引き第一号事件があったので、本の配置を変えました。その当時はまだ定休日を作るほど利益が上がっていなかったので、作業のため臨時休業にしたのだと思う。
 それまでは続巻が入荷したら、マンガ家&作品のそれぞれのコーナーに即並べていたのだが、新刊や古本屋で仕入れた続巻やセット本などは"新着コーナー"の棚(店主の定位置の即斜め前)を新たに作り、そこに並べることとした。また浦沢直樹コーナーはたまたま入口即の棚だったので、浦沢直樹など人気作品は私の目線の範囲以内の棚に移動した。
 これで狙われやすい本の万引きの抑止力にはなっただろうし、入口即-浦沢直樹「YAWARA!」のように誘惑しない措置を講じたことになる。
 
 貸本屋を始めるに当たって、時々使っていた既存の貸本屋に"何か許可などは必要か"と訊いたことがあるだけで、色々なことを相談する人は誰も居なかったけど、今も頑張っている昔ながらの貸本屋さんもきっと色々工夫しているのでしょうね。薄利商売ですから、万引き防止ICチップ導入はできないし……
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《追記10/6》
 上の記事を書いたのは、貸本屋時代の万引きは、ずーっと「ドラゴンボール」全巻と永井豪と石川賢のマンガだと思い込んでいたからで、もっと早い時期にあったことをすっかり失念しておりました。下記のブログを書いた時にも浦沢直樹「YAWARA!」のことは全く過りませんでした。
●まんだらけ万引き犯画像モザイク公開警告事件
https://ex.nsf.jp/diary6/sr4_diary.cgi?action=article&year=2014&month=08&day=13&mynum=44&user=94yumesane