「注文の多い料理店」風SFショート・ショート「アンドロイドたちのもとで」ウーヴェ・ブレーマー 2015年02月02日(月) 14:31:36   No.80 (読書)

2015年03月29日 16:42
 一昨夜『ドイツ幻想小説傑作集』種村季弘編(白水Uブックス)を読んでいた。そこに収録されていたウーヴェ・ブレーマー(池田香代子訳)「第四次元」(SFショート・ショート集)の一篇「アンドロイドたちのもとで」を読み始めた最初の方で、ひょっとしたらあの童話(作品名も作者名も出てこないがアレよ…)みたいな話かなと思いながら読み進むとその確信は深まり、そして"やっぱり"のオチでした。

 銀河系から銀河系からへとめぐる長い旅の果てに「ついに知的な世界にたどりついたな。」と胸高鳴る船長と助手の二人という設定。1970年の作品集とのことですので、ひょっとしたら「注文の多い料理店」を知っていたかも?(こんな作品があったことを忘れないためにブログに残しておくこととする。念のため検索したら、地元の図書館にありました。2ページ半のショート・ショートですので、ちょっと立読みも可です。)


 昨日起きてからも考えたが、やはり"作品名も作者名も出てこないがアレよ…"状態だったので(歳の所為か)、思いついたイートハブをキーワードで検索したらイーハトブがヒット、間違えたキーワードでも検索してくれるのだからエンジンはエライですねぇ―。やっと「宮沢賢治」と「注文の多い料理店」が判明しました。

 まだ読んでませんが、ネットに下記サイトがありました。二つの作品を読み比べてみなくっちゃ。
●インターネットの電子図書館、青空文庫
https://www.aozora.gr.jp/index.html
●青空文庫 宮沢賢治
https://www.aozora.gr.jp/index_pages/person81.html
●青空文庫 宮沢賢治「注文の多い料理店」
https://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/43754_17659.html


 カニバリズム(人肉嗜食/食人)関係だと次の二作品が有名。
・スタンリイ・エリン「特別料理」(めったに提供されない特別メニュー)
・ロード・ダンセイニ「2瓶のソース」(殺人死体の隠滅)

 SF作品短編では
・デーモン・ナイト「人類供応法(人類饗応法)」(「SFマガジン・ベストNo.2」「海外SF傑作選 クレージー・ユーモア」「ミステリーゾーン3」など)
※TVドラマ「ミステリーゾーン(TWILIGHT ZONE)」になったのが以前はニコニコ動画で視れたのだが、今確認したらもうダメのようです。「諸般の事情により削除」になっていました。